お月見の時、「月ではうさぎさんが餅をついているんだよ」という話を聞いた事がありますよね。

しかし、幼心に「何故、月にうさぎがいるの?」と思った事はありませんか?

また、子供に「どうして?」と聞かれた時、パパさん・ママさんはきちんと説明できるでしょうか?

そんなお悩みにお答えする為に、今回はお月見のうさぎの由来とうさぎ伝説についてご紹介していきます。

今年のお月見をもっと楽しくする為に、ぜひ最後までご覧くださいね!

インドと中国のうさぎ伝説をご紹介!

インドのうさぎ伝説

昔、仲良く暮らすうさぎ・きつね・さるがいました。

3匹は「自分たちは何故獣なんだろう?」「前世で何か悪い事をしたのだろうか?」と悩み、「今から人の役に立つ事をしよう!」と決めます。

この話を聞いた帝釈天(たいしゃくてん)は老人に姿を変えて3匹の前に表れ、「何か食べ物を恵んでほしい。」とお願いします。

3匹は「人の役に立てる!」と喜んで食べ物を集めに行き、さるは木に登って果実や木の実を、きつねは魚を採って老人に渡します。

しかし、うさぎは何も持ってくる事ができませんでした。

悩んだウサギは「もう一度探してくるから火を焚いて待っていてほしい。」と告げ、再度食料を探しに行きます。

しばらくして、うさぎは戻ってきましたが、手には何も持っていません。

そんなうさぎを、きつねとさるは「嘘つき!」と責め立てます。

するとうさぎは「私にはきつねやさるのように食べ物を採る力がありません。なので私を食べてください。」と言って、炊いていた火の中に飛び込んで、自らを老人に捧げます。

これを見た老人はすぐに帝釈天の姿に戻り「お前たちが優しい気持ちを持っている事は分かった。今度生まれ変わる時には、人間として生まれ変われるようにしよう。」ときつねとさるに約束します。

また帝釈天は「うさぎには可哀想な事をした。月の中にうさぎの姿を永遠に残してやろう。」とも言います。

こうして、うさぎの姿が月に表れるようになったのです。

少し切ないお話ですよね。

しかし、うさぎはきちんと生き返るという説もありますので、下記に記載しますね。

自らの為にその身を捧げたうさぎを可哀想に思った帝釈天は、焼けたうさぎの皮を剥いで月にかざします。

すると、焼けて皮を剥がれたはずなのに、優しいうさぎは生き返る事ができました。

これがうさぎ伝説の一説です。

お子様に話す際は、最後の生き返る所までお話してあげるといいかもしれませんね。

中国のうさぎ伝説

中国のうさぎ伝説では、杵を持ったうさぎが不老不死の薬を作っていると言われています。

月は満ちては欠け、欠けては満ちていきますよね。

この様子を「不老不死」や「再生」の思想と結びつけ、うさぎが不老不死の薬を作っていると言われているのです。

インドの伝説よりも、中国の伝説の方が日本の伝説に似ていますね。

上記の2点が有名なうさぎ伝説です。

今年のお月見には、ぜひうさぎ伝説をお子様に話してみてくださいね!

お月見のうさぎの由来って?日本の場合は何故餅つきなの??

中国では杵を持って薬を作っていると言われていますが、日本では餅をついていると言われていますよね。

これは日本で満月を表す「望月(もちづき)」が由来となっているそうです。

「望月→もちづき→もちつき→餅つき」という事ですね。

望月(中国では「ぼうげつ」)という言葉自体は中国からきていますので、やはりインドの伝説よりも中国の伝説の方に影響を受けている可能性が高いでしょう。

また、インドのうさぎ伝説を基にして「老人のために餅をついている」という説や、「うさぎが食べ物に困らないように」という説もあります。

上記が「月でうさぎが餅をついている」と言われる由来ですので、覚えておいてくださいね。

うさぎ伝説を知ってお月見をより楽しもう!

今回は、お月見のうさぎの由来とうさぎ伝説についてご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?

インドのうさぎ伝説は少し切ない話ですが、ストーリー性があってお子様には喜ばれそうですね。

中国の方は、日本のうさぎの由来と似ていますので、馴染みがって覚えやすいと思いますよ。

今まで何気なく「うさぎが月で餅をついているんだなぁ」と思っていた方は、ぜひここで紹介したうさぎ伝説を覚えておいてくださいね。

今年のお月見がもっと盛り上がるように、うさぎ伝説のお話を取り入れてみましょう!