
カレンダーの残り枚数が少なくなってくる頃。
「今年も冬が近付いてきたんだなぁ」と感じますよね。
そんなカレンダーを眺めていると「立冬」という文字を目にしませんか?
「冬が立つ」と書いて「立冬(りっとう)」ですので、この日から冬が始まり寒くなってくると思っている方も多いと思います。
果たしてその考えは正解なのでしょうか?
今回は、立冬とは何か、2021年はいつが立冬にあたるのかをご紹介していきます。
また、立冬の日に用意しておくといい食べ物についても記載していますので、ぜひご参考にしてくださいね!
立冬とは何?どんな意味があるの??
立冬とは、一年を24等分にした「二十四節気」のうちの一つで、毎年11月7日頃が立冬にあたります。
「冬が立つ」という名前の通り、暦上ではこの日から冬が始まるとされているのですよ。
ですが、現在の11月7日といえば、冬というより秋というイメージが強いですよね。
これは、二十四節気がもともと中国の黄河地方で発案されたものだからです。
中国の黄河地方と日本は気候が違うため、季節感に多少のズレが生じているのですよ。
それでは、立冬についてご紹介したところで、2018年の立冬はいつなのかを下記で記載していきますね。
2021年の立冬はいつになるの?
2021年は11月7日が立冬の日にあたります。
また、この日から次の二十四節気の次の第20節、小雪の11月22日までの15日間ぐらいを指します。
ちなみに2022年は11月7日、2023年は11月7日です。
ところで、あなたは立冬の日の日付が毎年違うという事をご存知ですか?
ここでは、立冬の日が毎年違う理由と、立冬の日の計算方法について記載していきますね。
まず初めに、立冬の日が毎年違う理由ですが、それには太陽が関係しています。
現在使われている新暦では、地球が太陽の周りを一周する周期を一年としています。
しかし、太陽が地球を一周するには365日5時間48分45秒程かかりますので、多少のズレが生じてしまうのです。
これが毎年立冬の日に変化がある理由です。
ですが、毎年立冬の日が違うとなると、ついついいつだったか忘れてしまいますよね。
それを避けるために、立冬の日の計算方法をご利用くださいね。
計算方法はとても簡単です。
まず、その年の西暦を4で割ります。
そして、余りが「3」なら11月8日が立冬。
余りが「なし」「1」「2」なら11月7日が立冬となります。
ちなみに、この計算方法は2031年まで有効です。
立冬の日に用意しておいたい食べ物をご紹介!
春分にはぼた餅、秋分にはおはぎ、冬至にはかぼちゃという風に、二十四節気の節目には「行事食」というものがありますよね。
ですが、残念ながら「立冬にはコレを食べましょう!」という食べ物はないのです。
しかし、二十四節気が生まれた中国には「立冬補冬、補嘴空」ということわざがあり、「立冬には栄養補給を」という意味があります。
また、中国語で「補」というのは「食べ物で体調を補う」という事を指します。
つまり、「季節に合った調理方法で旬の食材を調理し、しっかり栄養を摂取しよう」という事になります。
それが健康に冬を迎える秘訣なのです。
そして、11月に旬を迎える食材には
・かぶ ・かぼちゃ ・ブロッコリー ・銀杏 ・ごぼう ・さつまいも ・サトイモ
・じゃがいも ・長ネギ ・はくさい ・レンコン ・ほうれん草 ・しいたけ ・えのき
等が挙げられます。
今年の立冬には、上記のような食材を摂取してきたる冬を元気に迎えましょうね!
2021年の立冬は栄養満点食材を用意して迎えよう!
今回は、立冬や立冬の日に食べると良い食材についてご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
立冬には冬の始まる日という意味があり、今年は11月7日が立冬の日にあたります。
今年の立冬は、まだまだ冬の訪れを感じられないかもしれませんが、それでも少しずつ厳しい冬は近付いてきています。
ですので、この日は旬の食材をふんだんに取り入れた料理を作り、家族で健康を祈願してみてはいかがでしょうか。
「立冬補冬、補嘴空」を心がけ、丈夫な体で冬を迎えましょう!