
3月~初夏にかけてが旬の春野菜「ふき」
特有の香りと苦み、そして柔らかい食感が、ふき好きにはたまりませんよね。
しかし、ふきが好きでも「下処理すると手が真っ黒になって嫌だな」と感じている方も少なくありません。
そこで今回は、ふきで手が真っ黒になった時の落とし方についてご紹介していきます。
又、手が真っ黒になってしまう理由や、手を汚さない下処理の方法もご一緒に記載していますので、ぜひ最後までご覧下さいね!
ふきで手が真っ黒になる理由を教えて!
ふきを生の状態で下ごしらえすると、指先が真っ黒になってしまいますよね。
この真っ黒の正体はふきから出た「アク」で、フキノール酸・フキ酸・クロロゲン酸等の成分が手を黒くしています。
手に付いたからといって体に有害というわけでなく、1~2日もすればすぐに落ちますが、見た目上早く綺麗にしたいですよね。
それでは早速、真っ黒になった手の洗い方をご紹介していきます!
ふきで手が真っ黒になった時の落とし方とは?
酢を使う
ステップ1:酢をキッチンペーパーに染み込ませ、手を丁寧に拭き取る
ステップ2:洗面器に酢と水を入れて混ぜ、石鹸を付けて手を洗う
ステップ3:酢の匂いが取れるまでよくすすぐ
酢に含まれる酸の力で、ふきのアクを綺麗に落とす事ができますよ。
レモンの皮を使う
ご自宅にレモンの皮がある場合は、その皮を使って汚れを落としていきましょう。
方法は簡単で、レモンの皮を汚れ部分に当てて擦るだけです。
お酢の匂いが気になる方は、レモンを使うと良いかもしれませんね。
除光液を使う
手に付いたふきのアク取りには、除光液も効果的です。
しかし、肌が弱い方は除光液の影響で手荒れを引き起こす可能性もあります。
除光液が苦手という方は、お酢で試してみて下さいね。
ふきで手が真っ黒にならない下ごしらえの方法はコレ!
サッと下茹でする
ふきのアクが手に付くと、上記のような方法で落とす事ができますが、なるべく手を黒くせずに下ごしらえしたいですよね。
そんな時は、下ゆでしてから皮を剥くのがオススメです。
ステップ1:ふきが入るサイズの鍋にお湯を沸かし、塩(食用重曹でもOK)を一つまみ入れる
ステップ2:適当に切ったふきを鍋に入れ、沸騰したらザルに移す
ステップ3:水に浸したまま30分程放置
ステップ4:ふきの端から浮いている皮の部分をつまみ、引っ張って皮を剥けば完成
ふきを下茹でしておくと、皮を剥いても手が黒くなりません。
又、生の状態よりも皮が剥きやすくなるというメリットもありますよ。
指を酢に浸けながら皮を剥く
お湯を沸かすのが面倒・ふきを生で食べたいという方は、指に酢を浸けながら皮を剥いて下さい。
こうする事で、アクが手を黒くしてしまうのを防ぐ事ができますよ。
しかし、生で食べる場合は水にさらしてしっかりアク抜きする事を忘れないで下さい。
ふきのアクで手が真っ黒になってしまう前に、上記の方法を試してみて下さいね!
もう手を真っ黒にしない!きちんと下ごしらえしてふきを味わおう!!
今回は、ふきの下処理で手が真っ黒になってしまう原因や対処法についてご紹介してきましたが、ご参考になりましたか?
ふきは、伽羅葺・煮びたし・浅漬け・混ぜご飯・お味噌汁等、様々な日本料理に使用される食材で、ふきが持つ特有の苦みが美味しいですよね。
しかし、ふきから出るアクのせいで、自宅では調理しないという方も多いと思います。
そんなお悩みをお持ちなら、この記事でご紹介したふきのアク抜き方法や、手に付着したアクを取り除く方法を試してみて下さい。
きっとお料理のバリエーションが増え、もっとふきの美味しさを堪能できると思いますよ。
ふきで手が真っ黒になる心配はもう捨てて、思いっきりふきを楽しみましょう!